ラテンアメリカ国家代表：発展と中国経済貿易協力関係を高度に重視

チリ外務省貿易促進局は29日、チリ北部の都市イキケで第1回ラテンアメリカとアジア太平洋経済貿易商談会を開催した。会議期間中、ラテンアメリカ諸国の代表は中国との経済貿易協力関係の発展を非常に重視すると表明した。チリ大学アジア・ラテンアメリカ研究センターのルイス・リビロス執行長は発言の中で、世界経済発展の原動力が大西洋から太平洋に移りつつあると指摘した。アジア太平洋地域の中国、日本、韓国、シンガポールなどはチリやラテンアメリカの他の国の重要な貿易パートナーであり、その中で中国は特に重要だ。また、現在、ラテンアメリカの中国などアジア諸国への輸出は依然として原材料を中心としており、ラテンアメリカ諸国は加工製品と高付加価値製品の輸出を増やすべきだと述べた。チリ工業発展協会のウゴ・バイルリン対外貿易マネージャーは、ラ米国家にとって中国は大きな貿易機会を意味すると述べた。例えば、中国は世界で靴の輸出大国であるにもかかわらず、毎年世界のブランド靴を大量に輸入している。この分野では、ラテンアメリカには原材料も技術もあり、このような機会をつかむ能力が十分にある。また、中国の市場は広く、ほとんどのラテンアメリカ諸国はある分野の輸出量で中国市場の需要を満たすことができず、ラテンアメリカ諸国は中国への輸出について「連携すべきだ」と考えている。今回のラテンアメリカとアジア太平洋経済貿易商談会には、チリ、ペルー、アルゼンチン、ボリビアなどのラテンアメリカ諸国、中国、日本、韓国、ニュージーランドなどのアジア太平洋諸国と地域からの企業家と政府関係者が出席した。